周りの情報は遮断する

四年間という時間は、俺を腐らせるのに十分だった。

コミュ力と頭脳がある

結局腐っていたのは精神ばかり

引きこもってからずいぶん経つ

バイトしてたって、大学行ってたって、それは引きこもってるに同じ

多分、仕事勉強友達全部あってやっと社会適合なんだなって

というか、必要意外で外出ないと、どうしても引きこもり感を感じてしまう

でも、友達と飯食い行っても引きこもり感はぬぐえないし、俺が引きこもり感を感じないことは、もはや旅行行くくらいなのかな?

でも、ただ単に飯食うだけじゃなくて、飲み行ったりボウリングしたりすれば引きこもり感は薄れるかも

つまり、アミューズメントが大事ということか

飲みよりボウリングやな

ボウリング行ったり、スキー行ったり、そんな感じやな

ゆうてこうやってパソコンポチポチやってると、やっぱりエンジニアなりたいかな思うし

ほんと夢のある魅力的な世界だと思う

稼ぐ意味でも、一般大衆にとっても

アウトドアが好きかといわれれば、多分引きこもってるほうが好きだけど、その分アウトドアには憧れがあるのかな

憧れってほんと嫌いだ

無理させる

精神的に

アウトドアするには友達もいるし

何か誘ってくれる友達いないかな

コミュ力あっても受身だしな

世界を変えるような人間ではないよな、俺は

変えるような人間になりたいとは思うけど

いや、実際そんなに人の役にたちたい気持ちとかないから

自己実現というか、ただ、すげーやつになりたいみたいな、そんな幼稚な夢しかないかな

どんなすげーやつになりたいんだろう

ほんと幼稚だから、中高時代に戻って勉強で夢想してるような妄想しかもてない

結局そこでとまってるのかもしれない

俺の精神性は

大人に見えて、実は誰よりも幼く幼稚であったのか

もう20も超えて22

自己責任の年だ

嘆いてたってしょうがない

自分で稼いで自分で生きていく

守りたいものは自分で守る

勝ち取りたいものは自分で勝ちとる

勝利のためにただ純粋に求めろ

勝つために万全の準備を行え

全部ゲームでいいんだ

苦しくても、ゲームでいいんだ

最後まで本気になれない

何事にも本気になれない

それが俺なのだから

長所でも短所でもない

まさしく俺の特徴なのだから

ならば、それが活きるような世界に行き、生きればいい

その選択はできる

すべてにおいて無双する必要は無いんだ

もう22だから、いい加減親や兄弟に中てられた価値観は捨てて

なんと言われようと俺は俺

一緒にいるのが耐えられなかったら、逃げればいいだけ

そうだよ、帰省時期だってずらせばいいんだ

子供だって逃げていいし、大人だって逃げていい

逃げて逃げて逃げまくればいいんだ

自分を守るために

次兄が実家帰ると調子狂うといっていたがまさにそれ

逃げて逃げて逃げまくればいい

俺は俺なんだ

じゃあこの迷いはなんだ?

楽な方へ楽な方へ行きたいのに、この葛藤は何だ

なぜこの自分を認めてあげられない

そもそも俺が今やろうとしていることは逃げなのか?

それは受けようとしている会社のことを舐めていないか?

どうして俺が舐められるんだ?

心の中では全部馬鹿にして

敵わないもの怖いものからは目を逸らして

そうやってずっと生きてきたんだもんな

本気じゃないから、勉強してないからって

同じ土俵に上がることさえしなかった

そうやって逃げ続けてきた結果が今の俺であり、そんな俺に誰かを舐める資格など一ミリも無い

こうして出来上がったクズがまず一歩踏み出そうとしている

こんなぬくぬくクズが、いきなり苛酷な環境を目指してみても、それは物怖じするに決まってるか

ある意味当然といっちゃ当然の現状である

ただ、これが相手の会社に伝わったら、相手の会社のことを下に見てるのが伝わっちまうからな

まず、初めて見なきゃ始まらない

過酷で苦しくて体を壊すくらいなら、長く続けて方が力はつくだろう

そういう見方もできないだろうか

正当化の嵐であるが、過酷な環境を怖がってるのも事実

ガツガツしてるところに入るのは怖い

正直、怖い

そこを一歩踏み出す勇気が必要なのか

自分のために?

やりたくもないのに?

ほんとうに?

たださ、行くって決めたら入れるわけではないじゃん?

会社なんだし

面接等々選考がある

だから、自分を変えたくてなんて理由じゃ100%通らない

社会に出るって事は、もうそんな甘いことじゃないんだ

断固たる決意をして、そこで頑張る、頑張りたい、会社のためになるってならなきゃスターと地点にすら立ててない

自分が働きたいと思える会社っていうのが、結局のところ一番大切っていう訳か

だとしたら、あそこはそうではない

あっちはどうだろうか

なぜあっちは後ろめたさを感じるのだろうか

他者と比較したときに劣っているように見えるからだろうな

その感情はなんなんだろうな

必要な感情なのかなそれは

ずっと他人に興味は無かったくせに

いや、友達がいなかったから、他人に興味が無い振りをしていただけだったのかな

なんにせよ、他者と比較して自分が劣っているように感じる必要なんて無いはずだ

多分劣等感をかじるのは、自分が思い描いていた自分とのギャップ

それはつらいなーww

彼奴と飲みたいな

きっと俺と同じことを感じているはず

幼少のころ思い描いていた自分ともギャップがすごすぎる

だから、他人と比べてどうこうなんて気にならなかったのか今まで

突然台湾に行ってみたりして、そういう小さなことで何とか気を紛らわせてきたけど

つらいね

そしてそんな小さな気紛らわせしてる暇あったら、今からでも大きな自分を目指したほうがいいね

まぁもう幼少のころ思い描いてい自分には二度となれないから

あきらめきれるわけも無いけど

多分、死ぬまでね

一生涯これと付き合い続けるというか

さいなまれ続けるんだろうけど

なんなら、東大入りなおすしかない

でも、いまさら学部行こうなんて気さらさら起きないし

大受験しようって気もまったく起きない

めんどくさいから

そうやって言い訳して逃げ続けてきたんだ

今までずっと

浪人しなかったのだって、兄が浪人してたから、浪人はお金かかるって知ってたから、子供が二人も浪人するなんて親はいやだろなんて思ったから、私立だったけど浪人してから国公立行くより安く済む計算だったしね

とにかくそうやって、逃げ続けてきたんだ

それが俺だったんだから、今更どうこうなるわけでもない

思えば、もっと小さいときからだ

中学に入ったとき、最初のテストで5番だったときからだ

月下の棋士にもあったが、二番で満足した男

そんな感じだ

5番で満足してしまったあの時に、俺はもうそこまでの男だったのだ

一度ちょっと勉強して452点取ったあの時に、俺は満足してしまったのだ

オールAで、満足してしまったのだ

そういう男だったのだ

そんなやつがいつまでも東大を夢に見ていても、東大でなくとも、すげーやつを夢見ていても、虚しいだけである

もちろんこんな話を親兄弟にしたところで、馬鹿にされやいのやいの言われるに過ぎないのであるから、口が裂けてもしてはいけないが

俺はとっくに挫折していたのである

中学一年のあの時に、とっくに挫折していた

心が折れていたのである

そもそも一番になりたかったのであろうか

俺は一番になりたかったのであろうか

友達が全国2位を取ったあの日

それを聞いて素直に感心してしまったあの日

悔しい気持ち、なにくそという気持ち、負けてられるかという気持ち

そんな気持ちは微塵も感じなかったのを覚えている

最初の試験で5番を取ったあの日もそうだ

母は生涯わたしのことをほめたことが無いので、親に褒められて満足してしまったということもない

俺が5番を取ったとき、嬉しいという気持ちしかなった

まぁまぁの成績を取れてよかったという安堵の気持ちすらなかった

その時点で私の人生は決まったようなものなのだ

正確に言えば、私の人生は最初から決まっていて、それがその段階にして露呈したということだ

親は子供に期待するものだし、できると思ってるから、自分はこんなもんだなんて発言を聞きたくないし、そんなこと子供のころに言うようなら怒るだろう

確かに22になって思うが、小さいころの可能性なんて無限大のように感じる

しかし、そうではない

いや、小さいころの可能性が無限大なのであれば、いくつになっても可能性は無限大なのである

人は生まれながらにして、その環境によってどのような人に育つか決まっている

その通りに育つだけである

それが、親の期待が大きかったりして、それに応えようとすると、無理をしてつらい思いをしたりするのだ

もちろん何かとてつもなく大きな衝撃があったりして、大幅なてこ入れが入ることも無いことはないであろうが、ほとんどの人間にはそんなものはない

結局自分の与えられた環境にしたがって、形成されたとおりに人になるしかないのであり、それ以上にもそれ以下にもならないのである

環境を憎んでも仕方ないし、何を憎んでも仕方ない

ならば、この自分に合った、ではないが、自分の好きなようにして、それが正解なのである

自分以上に自分をわかってるやつはいないし

俺は自分を過小評価する傾向があるが、他者と比べているわけではないから過小評価も何も無いのである

自分と比べてるんだ

自分と

自分の理想というか、自分がなりたい自分と

自分がなりたい自分が、自分の能力を超えているのは苦しいことだ

それゆえ人は苦悩し、苦しむ

結局俺はどうすればいいんだろう

正直言うと、エージェントから紹介なんて受けなければよかった

あんな会社目にしたくなかった

せっかく自分がつけた会社が霞んで見えるじゃないか

総合的に見れば、自分が見つけた会社のほうが絶対いい会社なのに

エージェントが紹介してきた会社がガツガツしている会社であるばかりに、自分のコンプレックスが刺激されて、見つけた会社が霞んで見えるではないか

本当に行きたい会社は見つけた会社なのに

とにかく、紹介された会社はない

ありえない

やめてほしい

向こうも仕事だからな

俺も田舎者だから低姿勢になってしまうが

向こうは仕事であり商売なんだ

こっちは搾取される側

自分の人生かかってるのに

向こうは何にもかかってない

人の良さってのも悪だ

人の人生を狂わせる

求めるときに求めるもののみを提供してくれるもの

それこそが使える

それ以外は使えないし、邪魔になる

いらいらする

しばらく声かけないで欲しい

どいつもこいつも、俺を食い物にしようとしている

なまじ俺の人がいいばかりに

結局は俺も弱い側だからな

だから、弱気を助け強きを挫きたいと思ってる

大きなことは考えなくていい

目の前のこと、できるだけのことだけでいいから

弱きを助け強きを挫きたい

俺もずっとずっと弱い側の人間だから

エージェントはやっぱり断る

俺の邪魔にしかならない